ロードバイクのホイール交換を検討するとき、「カーボンホイールは高すぎて手が出ない」と感じる方は多いと思います。
私もそのひとりでした。
しかし今回、新品では14〜16万円前後するYOELEO SAT C50 DB PRO NxT SL2を、中古で約8万円で入手することができました。
中古カーボンホイールの購入は初めてです。
「状態は大丈夫か」「どんなメンテが必要か」と不安もありましたが、届いてから実際にやったことを全部記録しておきます。
走行レビューはこれからになりますが、購入・開封・セットアップまでの流れを詳しくお伝えします。
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結論|新品の約半値で良品を入手できた
購入価格は約8万円。
新品価格が14〜16万円前後のホイールなので、約半値での入手です。
中古相場でも10万円前後が多い中、状態の良い個体を相場より安く買えました。
今回はYahooオークションを利用しました。
現物確認では傷が少なく、リムの状態も良好でした。
ハブのグリスアップ・タイヤ交換・チューブレス化・リムコーティングと一通りセットアップを終え、あとは実走するだけの状態になっています。中古カーボンホイールとして十分スタートできる1本だと感じています。
購入の経緯|ホイール比較記事から選んだSAT C50 DB PRO NxT SL2
このホイールを選んだのは、以前書いたホイール比較記事がきっかけです。シマノ105からのステップアップを検討するにあたり、複数モデルを比較検討した中でYOELEO SAT C50 DB PRO NxT SL2が最も気になるモデルでした。
スペックを整理すると、リムハイト50mm・重量約1330g・ディスクブレーキ対応・チューブレスレディ対応という構成です。コスパ系カーボンホイールの中でも評価が高く、50mmハイトで1300g台というのは価格帯を考えると優秀なスペックです。

開封・現物チェック|傷が少なく良品の状態
届いた現物を確認しました。リムサイドの傷は少なく特に問題なし。
スポークのテンションも均一に張られている印象で、振れも目視では確認できませんでした。
ハブを手で回してみても、特に引っかかり感を感じませんでした。
しかし、中古品でいままでの整備履歴もわかりません。念のためグリスアップを行いました。
元々タイヤは32cのグラベルキング(グラベル用タイヤ)が付いていました。前のオーナーはグラベルでも使っていたようです。チューブレス化も施されていたため、シーラントが入った状態で届きました。
届いてすぐやったこと4つ
① ハブ内部のグリスアップ
最初にやったのはハブのグリスアップです。
YOELEO SAT C50 DB PRO NxT SL2の特徴のひとつが、工具不要で分解できるメンテナンス性の高さです。
通常のカーボンホイールはハブの分解に専用工具が必要なことも多く、自分でメンテできないケースがありますが、このモデルは手で分解が可能です。
しかし、その分防水面に関しては簡単な構造である以上ある程度犠牲になっているとみた方が良いかもしれません。
内部を開けると古いグリスが残っている状態でした。
古いグリスをきれいに拭き取り、新しいグリスを適量塗布して組み直しました。
グリスアップ前はやや爆音系のラチェット音でしたが、グリスアップ後はしっとりした落ち着いたラチェット音になりました。
中古ホイールを購入した際には、ハブのグリスアップを最初にやることをおすすめします。
② タイヤ交換(グラベルキング32c → コルサネクスト28c)
元々付いていた32cのグラベルキングをオンロード用タイヤに交換しました。
このホイールはグラベルで使う予定がないため、オンロードタイヤに変更。
手元にあったVittoria Corsa Next 28cをインストールしました。

元プロであり、現在はフィッティングやYouTubeをされている辻善光さんの動画でもありましたが、内リム幅が変わると同じタイヤでも実測タイヤ幅が変わる、と紹介されていたので実際に計測。
SAT C50 DB PRO NxT SL2のリム内幅は23mmです。
この内幅に28cのタイヤを装着すると、実測で約31mmになりました。
タイヤの表示サイズより実測が大きくなるのは、ワイドリムの特性で「タイヤが膨らむ」ためです。
2転がり抵抗の軽さと、実測31mmの太さによる快適性を両立できる組み合わせになりそうです。
③ チューブレス運用(マックオフシーラント)
このホイールは前のオーナーがすでにチューブレス化していたため、そのままチューブレスで運用することにしました。チューブレスはパンクしても走り続けやすく、乗り心地も向上するため、通勤やロングライドとの相性が良いです。
シーラントはマックオフ(Muc-Off)のチューブレスシーラントを選びました。

チューブレスシーラントを選ぶ際に個人的に気になるのが独特の臭いです。
マックオフは匂いが気になりにくい点が特徴です。
作業中の室内でも不快感が少なく、重宝しています。推奨量を注入してタイヤを数回振って全体に馴染ませ、チューブレス化完了です。
④ リム汚れ防止コーティング(AZアクアシャインコート)
YOELEO SAT C50 DB PRO NxT SL2の事前レビューでよく目にしたのが「リムが汚れやすい」というコメントです。カーボンリムの素材特性で汚れが付着しやすいとのことで、対策として購入前から検討していました。
選んだのはAZ(エーゼット)のアクアシャインコートです。

タイヤ取り付け後、リム面に薄く施工しました。撥水コーティングにより汚れが付きにくくなることを期待しています。実際の効果は使用を続けながら確認していきます。
中古カーボンホイール購入で気をつけたこと
今回が初めての中古カーボンホイール購入でした。購入前に調べて意識したポイントをまとめます。
- 写真量が十分にある出品者を選ぶ:経験上、写真量が多い出品者は優良であったことが多いです。対応も柔軟で、確認したい部分の写真を追加してくれたり安心した取引ができます
- 出品者の評価を確認する:特にチェックしたいのは『低評価の内容』です。発送遅れやメッセージのやりとりに関する低評価が入っている出品者は避けておく方が無難です
- リムの打痕・クラックを確認する:カーボンは内部にクラックが入っても外見でわかりにくい場合があります。特にブレーキ面・リムサイドの打痕は要チェックです
- 使用履歴・保管状況を確認する:レース使用・落車歴の有無は必ず確認します。落車歴のある個体は見えない傷がある可能性があります
- 中古相場を把握する:今回のSAT C50は中古相場10万円前後に対して約8万円での購入でした。2週間ほど、落札額を調べたり、新規出品を調べたりしながら相場把握に努めました。相場を知らずに買うと損をするリスクがあります
今回の中古ホイールは上記ポイントを抑えた上で『この価格でこの状態ならコスパがいい』と判断して購入に踏み切りました。
そしてハブのグリスアップは必ずやってほうがいい、と感じました。
今回のものは外見上かなり良品でした。
しかしハブを分解してみるとグリスの量が少なく、汚れもそれなりにありました。
このあたりは外観ではわからないポイントですが、個人でも十分対応可能なので使用中のトラブルを避けるためにもできると安心です。
今後の予定
- 実走レビュー:通勤・週末ライドで実際に走って走行性能を確認します。50mmハイトの空力効果・1330gの軽さが実走でどう感じられるか楽しみです
- ベアリングカスタム:ホイールの回転性能はベアリングによって変わることも多いです。以前どこかで『シールドベアリングの回転抵抗はシール方式(接触or非接触)での変化が一番大きい』とみたので、今回は「非接触シールタイプのベアリング」へ交換してみようと思います。
走行後の感想・データはまた記事にまとめます。
まとめ
YOELEO SAT C50 DB PRO NxT SL2の中古購入・セットアップをまとめます。
- 新品14〜16万円のホイールを約8万円(中古相場より安く)で入手
- 工具不要で分解できるため、ハブグリスアップが簡単
- コルサネクスト28cが実測31mmになり、走行性と快適性を両立できそう
- マックオフシーラントで匂いなくチューブレス化完了
- AZアクアシャインコートでリム汚れ対策も施工済み
中古カーボンホイールは状態確認と基本メンテをしっかり行えば、新品の半値以下でハイエンドに近い走行体験ができます。
初めての中古ホイールでしたが、メンテナンス性が高いモデルを選んだことで、セットアップのハードルも低く感じました。実走レビューが楽しみです。



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