前々から行ってみたかったビワイチを、ついに走ってきました。
品川駅を早朝に出発し、早朝の新幹線輪行で米原へ。
彦根から左回りで琵琶湖を1周する174km、メンバーは地元の方含め4名でのライドです。
ちょうど直前に中古ホイールの「Yoeleo SAT C50 DB PRO NxT SL2」を購入したので、今回は実走インプレも兼ねたライドになりました。
この記事では、新幹線輪行の実録(縦型・横型の違いも含む)、当日のライド全記録、ホイールの実走インプレッション、服装・補給の反省点、ホテル情報まで、気づいたことを全部まとめています。
次にビワイチを考えている方の参考になれば幸いです。
この記事は約 12分 で読めます。
今回のビワイチ|基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 走行距離 | 174km(南湖エリアはカット) |
| ルート | 彦根スタート・左回り(反時計回り) |
| 休憩回数 | 7回 |
| 出発地 | 品川駅(新幹線輪行) |
| スタート気温 | 約20℃ |
| 日中最高気温 | 約27℃ |
| 夜間気温 | 約10℃ |
| 使用ホイール | Yoeleo SAT C50 DB PRO NxT SL2 |
南湖エリアは市街地が多く、今回は湖畔の気持ちいい道を純粋に楽しみたかったのでカット。
結果として174kmになりました。南湖まで含めると200kmを超えるので、体力的にも時間的にも初ビワイチとしてはこの判断が正解だったと思います。

品川から米原へ|新幹線輪行の実録
出発は品川駅。早朝の新幹線に乗り込み、米原駅を目指しました。

今回は私と同行者と2人での輪行だったので、2台分のロードバイクを新幹線に持ち込む必要がありました。
特大荷物席と輪行袋のサイズ問題
今回は事前に特大荷物席を予約しておきました。
新幹線の最後列座席後ろのスペースを荷物置き場として利用できる仕組みで、大型の輪行袋でも対応できます。
2台分のロードバイク(横型輪行袋)を、なんとか収納できました。

ただし、正直に言うと縦型輪行袋のほうがスペース効率は格段に上です。
今回は横型で持ち込みましたが、他の利用者の方との兼ね合いに少し苦労しました。
他のライダーから「縦型を勧める」と言われ続けていた理由が、実際に体験してよくわかりました。
縦型と横型の違いをまとめると:
- 縦型:収納・スペースが小さい・特大荷物席でも余裕がある・最もおすすめ
- 横型:幅が広くなる・特大荷物席では2台だとギリギリ。他に大荷物の方がいると迷惑をかける可能性大。
横型を使うなら、グリーン車の特大荷物スペース付き座席を予約するのがおすすめです。
実際に帰りはグリーン車を利用しましたが、2名掛けの席でもスペースに余裕があり、ストレスなく収納できました。
帰りのグリーン車|横型でも余裕のスペース
帰りの新幹線はグリーン車を利用。
グリーン車の特大荷物スペースは、2名席でも通常車両の特大荷物席よりもゆとりがあります。
それでも横型輪行袋だとギリギリ。次は新幹線輪行はちゃんと縦型にしようと決意しました。

新幹線輪行の選択肢をまとめると:
- 縦型輪行袋 → 特大荷物席で問題なし(最もおすすめ)
- 横型輪行袋 → グリーン車の特大スペース付き座席でなんとかギリギリ。
- 横型で特大荷物席(2台) → 1台しか入らない可能性あり(他の乗客による)
米原到着〜彦根でうれしいサプライズ
米原駅に到着し、駅前で自転車を組み立て。

そこから他の同行者との集合地点・彦根まで約7kmのライドです。
ここでさっそく東京との違いを実感しました。
7km走って、信号に引っかかったのはたった2〜3回。
東京の通勤路なら数える気にもならないくらい信号があるのが当たり前ですが、この区間はほぼ止まらずに走り続けられました。
「信号がない」というだけで、これほど気持ちよく走れるのかと感動しました。
そして彦根で同行者と合流したとき、うれしいサプライズがありました。
なんとチェーンで作ったロードバイク型のアクセサリーをプレゼントしていただいたのです。

プレゼントしてくださったのは大阪のロードバイクアクセサリー職人の方で、精巧な作りに思わずテンションが上がりました。
ご本人もかなりのロード乗りで、クロモリのクラシカルなロードバイクが本当にかっこよかったです。
作品は販売もされているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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ビワイチ174km全走行レポート
彦根からスタートし、まず北上。左回り(反時計回り)のルートで琵琶湖一周を目指します。
道の駅やコンビニで休憩を7回はさみながら、ペースを守って走りました。
信号の少なさと道の良さ|東京との圧倒的な差
ビワイチを走って最初に感じたのは、とにかく信号が少ないこと。
私は9年間、毎日片道7kmの通勤ライドをしていますが、東京の信号だらけの道と比べると、ビワイチの湖畔ルートは別世界です。
長距離でも「止まらされるストレス」がほとんどない分、精神的な疲労が大幅に少なく感じました。
路面の状態も非常に良好。路面が荒れているセクションはほとんどなく、長距離でも身体への負担が少ない印象でした。174kmという距離でも想定より疲れが少なかったのは、この道路環境の良さが大きいと思います。

彦根〜メタセコイア並木
彦根から出発してすぐ、まずは琵琶湖の広さと道路の綺麗さに圧倒。
視界の開けた場所を信号にも止まらず、すーーーーっと走るのは東京では味わえない爽快感でした。
道中にはちょうどいい距離に道の駅が点在していました。

琵琶湖に出てから1時間程度走ったところでまずは朝ごはん。キッチンカーもたくさん出ていたので色々選べてこれまた楽しかったです。
琵琶湖の道沿いにあるため、見落とすこともなく、休憩もしやすいのも助かりました。
写真を撮りながら乗っていたら、1/4も走らないうちにお昼の時間に。

第一目的地のメタセコイア並木までの間にちょっとした山があるのでそこを超える前に補給。
賤ヶ岳(しずがたけ)という山で10分もかからず登れる、しかし景色のいい小山でした。

メタセコイア並木〜琵琶湖大橋
道中の見どころのひとつがメタセコイア並木。湖西エリアにある観光名所で、並木道をのんびり走るだけで気分が上がります。
ビワイチのルートから少しだけ寄り道して立ち寄れる場所なので、寄ってみることをおすすめします。

ツールドフランスで画面越しに見ていたようなフランスの郊外の道のような雰囲気がありました。
ここに着く頃にはすでに太陽も高く登っており、暑かったので並木道の途中にある休憩場所のジェラートでクールダウン

火照った体にジェラートが染み渡りました。
このあとはひたすらに南下していきました。朝は北上で向かい風だったため、この南下ルートでは逆に追い風に。
軽く回しているだけでどんどん加速していき、順調に巡航速度も上がっていきました。
しかしそれでも気温は高いので適宜休憩。

琵琶湖の周りにはグランピングができるところが多く、バイクパッキングしてグランピングライドでも楽しそうだなと思います。
そしていよいよ北湖を走り切ったあとは琵琶湖大橋を渡ります。
橋の上から見渡す琵琶湖の景色は圧巻でした。

渡り切って少し行ったところにある「琵琶湖モニュメント」前で記念撮影。

多くのライダーが同じように写真を撮っていて、達成感を共有できる場所です。
まだ走り終わっていないのに、かなりの達成感でした。
交通量の多い区間は無理をしない
車が少ない、道が広いことが基本でしたが、市街地の部分もあります。
そこでは交通量も多くなります。
今回は安全重視で、交通量の多い区間は歩道側の低速サイクリングロードを走りました。
スピードは落ちますが、ロングライドで無理をして事故やトラブルに遭うリスクを考えると、この判断は正解だったと思います。
夜間走行と暗さの問題|ライトは1000ルーメン以上を
見どころが多く、丁寧に休憩をとっていたこともあり、日が暮れ、最後の20km程度は夜間走行となってしまいました。
ここで想定外の問題が発生。琵琶湖周辺の道は、東京と比べて街灯が非常に少ないのです。
私が持参していたのは600ルーメンのライト。東京の通勤では十分な明るさですが、街灯がほとんどない琵琶湖周辺では心もとなく、かなりスローペースでの走行を余儀なくされました。
暗い中でのスピードダウンは体力以上に精神的な消耗が大きいです。
1日でビワイチを走る場合、日没後の走行は避けられないケースもあります。ライトは1000ルーメン以上を準備することを強くおすすめします。できれば1200〜1600ルーメンクラスがあると安心です。
ついにゴール!
想定外に時間がかかってしまったこともありましたが、無事彦根に帰ってきてゴール!
休憩を7回とりながらペースを守った結果、膝の痛みも出ず、身体のトラブルなく完走できました。翌日は背中に多少の筋肉痛と脚の疲労感がある程度で、174kmとしては想定よりずっと回復が早かったです。


新ホイール「Yoeleo SAT C50 DB PRO NxT SL2」実走インプレ
さて、今回のビワイチは直前に購入した新ホイールの実走インプレも兼ねていました。
使用ホイールは以前購入した「Yoeleo SAT C50 DB PRO NxT SL2」。
比較対象は以前使っていたシマノ105ホイール(C46)です。
購入・セットアップの詳細は以下の記事にまとめています。

平地・加速・乗り心地
まず平地での巡航について。
これは正直劇的な差は感じませんでした。
「乗り心地が少しマイルドになったかな」という印象。
0スタートの加速はYoeleoのほうがわずかに速い感触。
「明確な差」というよりは「気のせいかな?でも確かに軽い」という微差です。
一方、巡航中に踏み込んだときの加速反応は105ホイールより明確に上。
踏んだ力がダイレクトに伝わる感じがあります。
路面の突き上げはYoeleoのほうがマイルドになった印象でした。
174kmという長距離では、この差が後半の疲労蓄積に影響してくると実感しました。
特に荒れた路面でのジャリジャリ感が減り、長時間乗っていても身体への負担が少ない感覚があります。
登りでの反応性
今回のビワイチで特に差を感じたのが登りです。
数少ないとはいえ、ビワイチにもアップダウンセクションがあります。
急に斜度がきつくなる場面で、Yoeleoホイールは踏んだ瞬間の反応が速い。
勢いが落ちる前に加速がつくので、失速を防いでリズムよくアップダウンを乗りこなせます。
通勤ライドでは平地がほとんどなので実感する機会が少なかったですが、アップダウンのあるルートを走ったときに、Yoeleoホイールの本領はこういう場面にあるのかなと思いました。
斜度がきつくなったのを感じてからから踏んでも、失速前に十分に反応してくれるのでロングライドでの脚の消耗を抑えてくれると感じました。
総評:105ホイールからの乗り換えはアリか
174kmを走った上での正直な総評です。
- 平地メインのライダー → 105ホイールからの乗り換えはコストに見合わない可能性が高い。差はあるが体感できるレベルは小さい
- 登りも走る・アップダウンのあるロングライドが多い → 乗り換えの恩恵を感じやすい。踏んだときの反応性と登りの加速感は明確に違う
- 太いタイヤを履きたい→ 内幅23mmというワイド設計なのであり。
- 長距離ライドが多い → 乗り心地のマイルドさが疲労軽減に効いてくる。長く乗るほど差を実感しやすい。
今回は通常のベアリングのまま走りましたが、次回はベアリングカスタムをした状態での実走インプレを書く予定です。
ベアリング交換後にどれだけ転がりが変わるか、楽しみにしています。

服装の振り返り|裏起毛は余計
今回の服装は以下の通りでした。
- 長袖インナー
- 長袖裏起毛ジャージ
- 裏起毛ビブタイツ
- ショートグローブ
スタート時(20℃)はちょうど良い服装でしたが、日中(27℃)はかなり暑かったです。裏起毛は完全に過剰で、汗をかきすぎてしまいました。下も裏起毛ビブタイツは暖かすぎる時間帯がありました。
次回の改善案:
- 長袖インナー+夏用ジャージ+ウインドブレーカー(脱ぎ着で温度調整できる構成が正解)
- ショートグローブは夜10℃だと手が冷える。春秋用のグローブを持っておくと安心
もうひとつ盲点だったのが「乾燥」です。
それなりに風が強かったこともあり、唇と喉がカサカサになりました。
春秋のビワイチはリップクリームとのど飴を用意しておくだけで、快適さが大きく変わると思います。

補給・栄養の振り返り|前半でもっと食べるべきだった
174kmを走り切った上での最大の反省点は、補給の計画不足です。
道中のカロリー摂取がやや足りず、後半(150km以降)はガス欠気味の感覚がありました。
ペダルを踏む力が落ちてきて、意識しないとペースを維持できませんでした。
毎日の通勤ライド(7km)では補給食など考えたこともありませんが、100km超のロングライドでは話が別です。「お腹が減ってから食べる」では遅く、空腹を感じる前に定期的に補給し続けることが重要だと身をもって実感しました。
次回への改善策:
- 前半(最初の80km)のうちにしっかりカロリーを摂る。前半にたくさん食べておくのが鉄則
- ジェル系の補給食を最低3〜4本はジャージのポケットに入れておく
- 休憩ごとに「食べたくなくても食べる」意識を持つ
ロングライドの補給は「先手管理」が鉄則。174kmを走ってあらためて痛感しました。
宿泊情報|ひこねステーションホテルが最高だった
今回の宿泊先は彦根駅近くの「ひこねステーションホテル」。周辺ホテルの中で最も安いホテルを選んだのですが、これが大当たりでした。
なんと2名で1泊1万円という破格の安さ。近隣相場の約半値です。

チェックイン時、ダメ元でロードバイクを室内に入れてもいいか聞いてみたところ、「汚れていなければどうぞ」と快く許可していただきました。

入り口スペースが広く、めちゃくちゃ起きやすかったです。
駐輪場に置いておくのは盗難・転倒のリスクがあるので、室内に持ち込めるかどうかはロードバイク乗りにとって大事なポイントです。
室内もこんな感じで全然綺麗でした。

- 料金:周辺ホテルで最安クラス
- 清潔感:非常にきれい
- ロードバイク室内保管:OK(汚れていなければ)
- アクセス:琵琶湖、彦根駅のすぐ近く。コンビニも付近にあるので買い出しも便利。
安い・きれい・ロードバイクを室内に入れてもいい、という三拍子揃ったホテルでした。
次回琵琶湖に来るときもまた利用したいと思います。
なお、米原駅は新幹線が止まりますが周辺はホテルの選択肢が非常に少ないです。
ビワイチのスタート・ゴール地点として米原駅を使う場合でも、宿泊は彦根で取ることをおすすめします。
ロードバイクなら彦根〜米原は20分もあれば移動できるので、選択肢の多い彦根のほうが断然便利です。
まとめ|次回ビワイチへの課題リスト
初ビワイチ174kmを無事完走できました。
膝の痛みも出ず、翌日は背中に多少の筋肉痛と脚の疲労感がある程度。
想定よりずっと身体への負担は少なく、それだけビワイチの道が良いということだと感じています。
次回への課題をまとめます:
- 輪行袋は縦型に変える(またはグリーン車の特大スペース付き座席を予約)
- ライトは1000ルーメン以上を準備する(600ルーメンでは暗すぎた)
- 服装は重ね着で調整できる構成に(日中の暑さと夜の寒さ両対応)
- 前半からしっかり補給食を摂る(後半のガス欠を防ぐ)
- リップクリームとのど飴を持参する
ビワイチは「いつか行きたい」と思っているロードバイク乗りにとって、本当に走る価値のあるルートです。
信号の少なさ、道の美しさ、景色の変化……東京のライドとはまったく別次元の体験でした。
次回は南湖も含めた完全一周や山側のルートを採用した一風変わったビワイチもしてみたいと強く思いました。
そしてこのあとは今回のYoeleoホイールのベアリングカスタムを行います。
カスタム後のホイールインプレはまたいずれ。



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