ロングライドイベント、初めてのコースで何を準備する?八ヶ岳高原ロングライド2026で実践した下調べ

八ヶ岳高原ロングライド2026に向けて初めてのコースを準備する4人のサイクリスト

2026年10月4日に開催される「八ヶ岳高原ロングライド2026」に参加します。

私にとって八ヶ岳は初めて走る場所で、今回のコースも未走行です。

そこで今回は、走ったことのないロングライド大会に向けて、私が何を調べ、どう準備しているかをまとめます。

初めての大会では、持ち物を増やす前に「何が不安なのか」を具体的にすることが大切だと考えています。

今回は気温差、後半の登り、同行者のサポートという3点を中心に準備しました。

この記事は約 10分 で読めます。

目次

八ヶ岳高原ロングライド2026の基本情報

まず確認したいのは、公式サイトの開催概要とコース情報です。

項目確認した内容
開催日2026年10月4日
距離約105km
獲得標高約2,200m
スタート7:00
制限時間10時間
補給地点エイド8か所・給水所1か所

今回のイベントはレースではなく、公道を走るロングライドです。
信号や交差点、エイドでの休憩時間もあるため、走行速度だけでゴール時間を考えないようにしました。

過去の経験と比べ、無理のない計画を立てる

私はこれまで、最長走行距離では琵琶湖1周(ビワイチ)で約170km、最高獲得標高では127km・獲得標高3,134mを走っています。
また普段は自転車通勤とトレーニングを合わせ、月間500〜700kmほど走っています。

距離と獲得標高だけを見れば、八ヶ岳の105km・約2,200mは経験の範囲内で、特別長いというわけでもありません。

今回は、私を含めた4人で走ります。

私以外には富士ヒルクライムのシルバー獲得者とブロンズ獲得者がいますが、友人の1人は去年ロードバイクを始めて、今回のような本格的なロングヒルクライムライドは初挑戦です。

そのため今回は友人が安全に完走できることを優先します。

目標は7:00にスタートし、エイドでの休憩も含めて8時間後の15:00にゴールすることです。
急がず、景色や写真撮影も楽しみながら走る予定です。

以前フジイチ(走行距離120km、獲得標高1800m)に参加したときは、休憩込みでトータル8時間でした。
今回のコースは距離は少し短いものの、獲得標高は少し多いので、同じ8時間を目安としています。

最近行った獲得標高3000mチャレンジでは後半、膝の痛みが出ました。
今回は初挑戦の友人に強度を合わせるため、私自身の負担は前回より低くなると考えています。

ただし、私に出なければ大丈夫という話ではありません。
友人の体に痛みなどが出る可能性もあるため、後半の連続した登りへ入る前に状態を確認します。

もし膝などに痛みが出た場合は、応急処置としてロックアイスによるアイシングができるようにコース上、後半に差し掛かる前のラストコンビニも地図で確認済みです。
しかし痛みの程度によっては無理せずリタイアする判断も必要と思っています。

コースを見て、前半の冷えと後半の疲労を想定した

コースを確認して特に気になったのは、スタート後の長い下りと、後半に続く登りです。
朝の山間部は気温が低く、下りでは向かい風によってさらに寒く感じます。

一方、後半は初挑戦の同行者にどのくらい体力が残っているかが気になります。
単独の登りは気持ちが折れることもあるため、基本的には4人でまとまって走る予定です。

初挑戦の友人は私が中心になって見る予定ですが、経験者3人で常に様子はチェックしていく予定です。
会話が普段どおりに繋がるか見ながら、反応が鈍ければ登りの途中でも止まります。

写真撮影も適度に入れ、景色を楽しみながら小休止できる流れを作ります。

初挑戦の友人がこれまで走った最長距離は、私が知る範囲では浜名湖一周の約70kmです。
一方で、毎日ロードバイクで通勤しており、週100kmほどは走っています。
浜名湖を一緒に走ったときには、20〜30kmは連続走行できていました。

八ヶ岳のエイド間隔はおおむねその範囲に収まるため、各エイドで状態を確認しながら進む計画に合っています。平地も登りも、会話を続けられるL2程度の強度を基準にします。

とはいえ、みんなが楽しむイベントでもあるため、先行したい人がいる場合は無理に4人を一列につなげず、次のエイドを集合場所にします。

高低図とエイド位置から、大休憩を取る場所を決めた

未走行のコースでは、距離と獲得標高だけを見ても、どこで疲れるかは分かりません。
今回は公式コースデータと高低図を見ながら、登りの位置とエイドの位置を重ねて確認しました。

大休憩は2回を想定しています。

1回目の大休憩は、最初の登りの途中にある第3エイド、または登りを終えて下りに入った先の第4エイドです。
第3エイドは約48km、第4エイドは約62kmにあります。

登りの途中で疲労が見える場合は第3エイドで休み、余裕があれば第4エイドまで進むつもりです。

2回目の大休憩は、後半の急斜面へ入る前にある約90km地点の第6エイドです。
ここでは残り15kmを安全に走れる状態か、会話、膝、集中力を確認します。

走る前から休む場所を完全に固定するのではなく、判断する候補地点を先に決めておく形です。

走行6時間と休憩2時間で、15時ゴールを計画した

フジイチでも各エイドを全て回ったときのトータル時間が8時間でした。
今回もほぼ同規模と考えています。

走行約6時間と休憩約2時間を合わせ、トータル8時間。
7時スタート、15時ゴールという計画にしました。

公式の制限時間は10時間で、フィニッシュ時刻は17時です。

計画どおりなら約2時間の余裕がありますが安全マージンとして考え、もしトラブル発生時でもギリギリにならないように計画しています。

第3エイドは11時35分、第6エイドは15時が関門時刻です。

大休憩候補と関門が重なるため、到着時刻と同行者の状態を一緒に確認します。

気温差に備え、秋用と冬用のウェアを両方持っていく

最初に調べたのは、コース周辺の10月ごろの気温です。
例年の気温を5〜15℃ほどと想定し、冬装備と秋装備の両方を用意することにしました。

開催1週間前に確認した予報では、最低12℃・最高21℃ほどです。

予報は変わる可能性があるため、自家用車には多めに積み、前日から当日朝の天候を見て決めます。

持っていくウェアは以下の通り。

  • インナー:半袖と長袖
  • ジャージ:夏用長袖ジャージと秋用の裏起毛ジャージ
  • ビブ:夏用ビブタイツと裏起毛ビブタイツ
  • 上着:ウインドブレーカーとユニクロのウルトラライトダウン
  • 小物:インナーキャップ、秋用グローブ、冬用シューズカバー

最低気温が10℃を下回る予報なら、冬用グローブとシューズカバーを使います。
雨予報なら、さらに気温が低く感じると思うので長袖インナーと裏起毛の秋用ジャージを選ぶ予定です。

私は手足の冷えに弱いため、末端の防寒は少し厚めに準備します。
寒暖差が激しくウェアを絞れない場合は、脱ぎ着できるように10〜20Lほどのバックパックに入れていきます。

私はサロモンというメーカーのバックパックを使っています。
トレイルラン用のものですが、サイクル専用品と比べて機能面は劣らず、しかも価格は安めなのでコスパがよいモデルです。

秋用ジャージ、ウインドブレーカー、グローブ、ジレなどの調整できるものだけであれば大きすぎず、小さすぎない10Lくらいのこちらのモデルがおすすめです。

エイドだけに頼らず、食べやすい補給を持つ

公式案内ではエイド8か所と給水所1か所があります。

体調や疲労によって固形物が食べられなくなる場合もあります。
そのため、友人にはACTIVIKEのグランフォンドジェルを3個ほど用意します。

またドリンクについても水ではなく、ハンガーノックや脚攣り対策としてグランフォンドウォーターを持っていきます。

念のため、私自身が普段使っているカフェイン錠剤も携行します。
カフェインを摂取すると一時的ではありますが、疲れを感じにくくなります。
ただし、反応が鈍い、集中力が続かないといった状態では、まず休憩、水分、糖質補給が最優先です。
回復しない場合は、カフェインで無理に走り続けず、リタイアも含めて判断します。

エイド位置は、ナビとトップチューブの早見表の両方で確認する

今回のナビはスマホアプリのKomootを使います。
個人的には見やすさとルート作成のしやすさから気に入っています。

公式配布のコースデータをもとにルートを用意し、各エイドの位置もナビ上で分かるようにしました。

とはいえ走行中にチラ見で確認できるものも欲しかったので、各エイドが何km地点にあるかを記した早見表を作り、トップチューブにも貼ります。

早見表を用意しておくと、大体あと何キロ程度で次のエイドにつくかわかるため、ペース配分に役立ちます。

修理用品とバッテリーも忘れずに

ロングライドは長時間走るため、トラブルへの備えも重要です。
様々な持ち物がありますが、私が最重要と思うものはパンク対策とモバイルバッテリーです。

私の使用しているホイールはすでにチューブレスで運用しています。
小さな穴はシーラントで塞がる場合がありますが、すべてのパンクを防げるわけではありません。
ロングライド前にはシーラントを補充し、空気漏れがないか確認します。
それでもシーラントで塞がりきらないパンクをしたときの応急処置として替えチューブは持っていきます。

トラブル時に現在地と状況を伝えるため、スマホの電池を切らさないことも重要です。
そのためにもモバイルバッテリーは必須と考えています。

  • TPUチューブ
  • 携帯工具(タイヤレバー付き)
  • 電動ポンプ
  • モバイルバッテリー、充電ケーブル

これらをサドルバッグに入れておきます。

そして、忘れがちなのが各種デバイスへの充電です。

サイコン、ライト、パワーメーター、Di2などの電動コンポはバッテリーをフル充電にしておきましょう。
サイコンやパワーメーターは充電を忘れても悲しいだけですが、電動コンポに関しては電池切れを起こすとヒルクライムがかなり厳しくなるので要注意です。

イベント週は普段どおり過ごし、睡眠と点検を優先する

今回はタイムを競うレースではないため、イベント直前だけ特別な生活やトレーニングへ変える予定はありません。
普段の生活リズムを維持しながら、睡眠時間だけはいつもより多めに取るよう心がけます。

前日は21時ごろには就寝する予定です。

また自転車本体については、次の項目を点検します。

  • ブレーキパッドが摩耗していないか
  • タイヤが大きく摩耗していないか
  • すべてのギアへ正常に変速できるか
  • 走行時に普段と違う異音がしないか
  • ビンディングシューズのクリートが破損していないか
  • チューブレスタイヤのシーラントが不足していないか

足りない物や不具合が見つかった場合に対応できるよう、前日ではなく平日のうちに確認します。

前日受付と当日朝の動きを先に決めておく

大会前日は、正午ごろに東京を自家用車で出発し、15時ごろに現地へ到着して受付を済ませる予定です。

宿泊場所は、会場のある清里ではなく、隣の甲斐大泉にしました。
こちらのほうが宿泊施設の選択肢が多く、さらにスタート地点の清里の森まで車で約10分と近かったためです。

今回見つけたのはこちら。

甲斐大泉温泉 八ヶ岳いずみ荘

素泊まりですが、一人当たり7,400円と格安でした。
温泉もあるため、前日はしっかり浸かり移動と仕事の疲れを抜いてから当日に臨めそうです。

当日は4:30起床、5:30出発、5時45分ごろに会場へ入る予定です。

朝に慌てないよう、朝食、ウェア、駐車に必要なものは前夜までに揃えておきます。

完走だけでなく、やめる選択肢も考えておく

私自身、過去に膝を怪我したことがあり、不安がゼロではありません。
そのため常にどこで撤退するか、という中止判断を考えています。

また友人についても、ロングヒルクライムは初めてのため、疲労や怪我によって安全に走れない状態になってしまった場合はリタイアも考えておきます。

まずは大きな怪我がなく終われることが最優先です。

雨や機材トラブルについても、当日の天候と大会案内を確認し、無理に予定どおり進めないつもりです。
公式案内では、降雨、強風、雷などによってイベントを中止または中断する場合があるとされているので天候が急変した場合は公式案内を要チェックです。

開催中止の場合は、当日午前5時までに公式サイトで告知されます。
またイベント中でも雨が止まない場合や、雷・強風を伴う場合は、大会スタッフまたは当日の緊急連絡先へ現在地と状況を伝え、指示に従います。

また、公式案内には、リタイア時の対応についても記載されています。

膝痛や走行不能のトラブルでリタイアする場合は、まず大会スタッフまたは緊急連絡先へ現在地と状況を伝え、運営の指示に従います。

まとめ|知らないコースは、不安を一つずつ準備に変える

八ヶ岳高原ロングライドは、私にとって初めて走るコース、イベントです。

だからこそ、公式情報と自分の過去の経験から準備を組み立てました。

  • イベントの距離、獲得標高、制限時間、規則を確認する
  • 過去の自分の実走経験と比べる
  • コースから、冷えや疲労が出そうな場所を想定する
  • 停止時間を含めてゴール時間を考える
  • 補給、ウェア、修理用品、電源を状況ごとに準備する
  • 移動、受付、宿泊、当日朝の流れを決める
  • 安全に走れない場合の中止基準を決める
  • 前もって自転車と装備を点検する
  • 公式の関門時刻と緊急時の連絡方法を確認する

そしてこれらの準備は今回のようなイベントでなくても、ロングライドの事前準備として必要なことです。
これらの準備を十全にすることで、不安なくロングライドが楽しめると思っています。

とはいえ準備をしても、実際に走ってみなければ分からないことはあります。
大会後は、今回の準備が役立った点と足りなかった点を実走記事で振り返ります。

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