「ロードバイク通勤で荷物はどうやって運ぶの?」
これは通勤を始めた当初、私も悩み続けた問題です。
結論から言うと、私が9年間試行錯誤して行き着いた答えは、通勤はリアキャリア&リアバッグ、ロングライドはトレランリュック、PC持ち運び時のみリュック併用という使い分けです。
ここにたどり着くまでに4種類のリュックを試し、最終的に「背中に何も背負わない」という選択に落ち着きました。この記事では、その変遷と理由をすべて正直にお話しします。
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結論:通勤はリアキャリア、ロングライドはトレイルランリュック
先に私の現在の使い分けをお伝えします。
| シーン | 使っているもの |
|---|---|
| 毎日の通勤(PC不要の日) | リアキャリア+リアバッグ(15L) |
| ロングライド・週末ライド | サロモンXT(トレランリュック) |
| PC持ち運び日 | 安価な軽量リュック+PCソフトケース |
この結論にたどり着くまで、リュック4種を渡り歩きました。その遍歴を正直に振り返ります。
ロードバイク通勤の荷物運び、4つの選択肢
①リュック(バックパック)
最も手軽な方法です。
自転車を選ばず、どんなロードバイクでも使えます。
容量の目安は15〜20L。ただし背中の蒸れが最大の弱点です。
②サイクリスト専用リュック
背面に骨組みやメッシュ構造を採用し、リュックと背中の間に空間を作ることで通気性を高めたモデルです。
蒸れは軽減できますが、構造上どうしても荷物の出し入れがしにくくなります。
③リアキャリア&リアバッグ
荷物を自転車側に載せることで、背中の蒸れを根本から解決できます。
ロードバイクにはシートポスト取り付けタイプのキャリアが使えます。
重いものや大きい荷物の日にも対応しやすいのが強みです。
④パニアバッグ(カーボン車は要注意)
荷物の積載量と安定性はパニアバッグが最強です。
ただし、フレームにキャリアを固定するためのダボ穴が必要です。
カーボンフレームのロードバイクは基本的にパニアバッグ用のキャリアが取り付けられません。
私も最初はパニアバッグを使いたかったのですが、カーボンフレームのため断念しました。
私のリュック遍歴を正直に振り返る
①手持ちリュック:背中が蒸れてひどかった
通勤を始めた当初は、手元にあった普通のリュックをそのまま使いました。
すぐに問題が出ました。背中が蒸れてびしょびしょになるのです。
夏場はとくにひどく、職場に着くころには背中が汗でぐっしょりという状態でした。
②ドイター(サイクリスト専用):蒸れは改善、でも荷物が入れにくい
背中の蒸れを解決しようとドイターのサイクリスト専用リュックに買い替えました。
背面に骨組みが入っていて、リュック本体と背中が接しない構造です。
蒸れは多少改善されました。
しかし新たな問題が出てきました。
背面の骨組みと背中側のカーブ構造のせいで、荷物の入れ方が制限されるのです。
お弁当や着替えをうまく入れにくく、さらにノートパソコンが入らないことがわかりました。
毎朝の準備でストレスを感じるようになり、別のものを探し始めました。
③Incase:使いやすいが乾かない問題
次に選んだのはIncaseのリュックです。
オーソドックスな形状でノートPCスリーブもあり、荷物の入れやすさは格段に向上しました。
ただ、やはり蒸れの問題は解決できませんでした。
汗がリュックに染み込み、少し臭いが気になるようになってしまったため洗濯機で洗ったところ、翌日までに乾かないことがわかりました。
毎日使う通勤リュックとして、これは致命的な問題でした。
④サロモンXT(トレラン用):優秀すぎてロングライド専用に格上げ
次に試したのがサロモンのトレイルランニング用リュックです。これが非常に優秀でした。
- 肩紐・腰ベルトにポケットが多く、家の鍵・イヤホン・自転車の鍵など小物をすぐ取り出せる
- 生地が通気性に優れており、蒸れが大幅に軽減
- 速乾性が高く、洗濯しても翌日には乾く
ただ、それなりに高価なため、繰り返し洗濯による消耗が心配でした。
毎日の通勤で使い倒すには惜しい。
そこで、このリュックはロングライド専用にすることにしました。
週末のライドや長距離のライドでは今もこのリュックが大活躍しています。
現在のXTシリーズは腰ベルトが廃止されているので、腰ベルトが欲しい人はTRAILBLAZERシリーズがおすすめです。


⑤安価な軽量リュック(3,000円前後):通勤用は消耗品と割り切る
ロングライド用にサロモンを確保したあと、通勤用には3,000円前後の安価な軽量リュックを選びました。
生地が薄いぶん、蒸れや汗が減りました。洗濯しても翌日には乾きます。そして何より、消耗品と割り切って使えるので心理的な負担がありません。PCスリーブはありませんが、ノートPCを運ぶ日はソフトケースに入れて持ち運んでいます。
容量は15〜20Lのものが通勤には最適でした。着替え・お弁当・小物をちょうど収納できるサイズです。
蒸れの根本解決→リアキャリア&リアバッグへ
軽量リュックで通勤を続けていましたが、夏場になると汗の量が増え、やはり背中の不快感が出てきました。
そこで発想を変えました。
「リュックを背負わなければいい」という結論です。
カーボンロードバイクはパニアバッグが付かない問題
本当はパニアバッグを使いたかったのですが、私のロードバイクはカーボン製です。
パニアバッグ用のキャリアはフレームのダボ穴に固定するタイプが主流で、カーボンフレームには取り付けられません。
そこで選んだのが、シートポスト取り付けタイプのリアキャリア+リアバッグという組み合わせです。
カーボンフレームでも取り付けられ、工具不要で着脱できるタイプを選びました。

リアキャリア&リアバッグ3年間の使用感
取り付けてみると、意外と頑丈でした。
走行中のがたつきもなく、3年以上使い続けていますが今も問題なく使えています。
リアバッグは容量15L前後のものを選んでいます。
リアバッグは結構消耗品という感じで1年に1回くらい買い替えています。
主にチャック部分がダメになってしまうのと意外と擦り切れてきたりします。
- 着替え+お弁当+αがちょうど入る
- 背中が完全にフリーになるので、夏場でも蒸れゼロ
- リアキャリア+リアバッグにするとフェンダー(泥除け)が不要になる

便利な使い方:ポケッタブルリュックを忍ばせる
リアバッグの中にポケッタブルリュック(折りたたみ式のコンパクトなリュック)を入れておくと、帰りに買い物が必要なときでもリュックを広げてすぐ対応できます。
これが意外と便利で、通勤の荷物運びの柔軟性が大きく上がりました。

ノートPCの持ち運びはリュック併用で対応
リアバッグには構造上、ノートPCが入りません。PCを持ち運ぶ日は、今もリュックを使っています。
その場合は安価な軽量リュック+PCソフトケースの組み合わせです。PCスリーブがなくてもソフトケースがクッション代わりになるので保護としては十分です。PCを持ち運ぶ機会が多い方は、PCスリーブ付きのリュックの方が使いやすいかもしれません。
雨の日はリアバッグの防水性を確認しておくと安心です。PCを入れる場合は防水バッグカバーを併用するのがおすすめです。雨対策の詳細はこちらの記事も参考にしてください。

通勤リュックの容量は15〜20Lが最適
いろいろな容量を試してきた結果、ロードバイク通勤には15〜20Lが最も使いやすいサイズでした。
| 容量 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 10L以下 | 軽量・コンパクト | 最低限の小物だけの日 |
| 15〜20L | 着替え+お弁当+小物が入る | 通勤のメインバッグとして最適 |
| 20L以上 | 荷物が多い日・泊りがけ対応 | 出張・ロングライド泊 |
通勤の荷物は「着替え・お弁当・財布・スマホ・鍵」が基本です。
これが無理なく入る15〜20Lを基準にリュックやバッグを選ぶと失敗が少ないです。
通勤に必要な装備全体の選び方はこちらの記事もあわせてご覧ください。

まとめ
- 背中の蒸れを根本解決したいならリアキャリア&リアバッグが最善
- カーボンロードバイクはパニアバッグ不可 →シートポストキャリアで代用できる
- リュックを使うなら通気性・速乾性優先で選ぶ。高価なものは消耗が心配なので通勤用は安価な軽量リュックを消耗品と割り切るのも手
- ロングライドにはサロモンXTのようなトレイルランリュックが快適
- 通勤リュックの容量は15〜20Lが最適
- PC持ち運び時はリュック+ソフトケースの組み合わせで対応
荷物の運び方ひとつで、通勤の快適さはかなり変わります。
特に夏場の背中の蒸れは、一度経験するとリュックに戻れなくなるほど不快なものです。
私自身、4種のリュックを試してようやく「背中に背負わない」という選択にたどり着きました。
もし今のリュックに不満があるなら、選択肢のひとつとしてリアキャリアを検討してみてください。
通勤の質が大きく変わるはずです。



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