富士山スカイラインヒルクライム実走レポート|獲得標高1,664m・後半カロリー切れで学んだエネルギー管理

2026年7月11日、富士山スカイラインをヒルクライムしてきました。

タイムは2:24:11、獲得標高1,664m。

体調は悪くなく前半は快調に踏めていました。しかし後半は明らかに足が止まりました。

最初は「バテたのかな」と思ったのですが、走りながらどうも様子が違う。
心拍はそこまで上がっていないし、足がつりそうという感じでもない。
ただ、踏む力そのものが出てこない。

その正体は、バテではなくカロリー不足でした。

この記事では、

  • 富士山スカイラインというコースの魅力(マイカー規制中で快適に走れる話)
  • 「バテとは違う」後半失速の正体と、朝ごはんが足りなかった反省
  • 補給・装備の振り返り
  • 下りでパンクしたローディーを見て何もできなかった話
  • ライド後のケアも計画に入れておく大切さ

を、実体験ベースでまとめます。ロングライドやヒルクライムのエネルギー管理で悩んでいる方の参考になればうれしいです。

この記事は約 6分 で読めます。

目次

富士山スカイラインとは|コース紹介

私が以前走った「富士ヒル」の開催地、富士スバルラインとは、別のコースです。(富士ヒルの記録はこちらにまとめています)
場所は静岡県、富士山スカイラインになります。

9月に行われる「富士山ヒルクライム」というイベントのメインコースで走るルートです。
本イベントには日程の都合上行けないのですが、コースが気になったので今回走ってきました。

富士山樹空の森をスタートし、富士山ヒルクライムのメインコースに合流。
そこから富士宮口方面・富士山スカイラインへと走りました。

Komootでの計画ルート

私の実走ログではヒルクライム部分は32.1km・獲得標高1,664m、平均勾配は5.2%でした。

スバルラインより距離が長い、ロングヒルクライムのコースです。
普通の峠と違うポイントは、アップダウンがなくひたすら登りということ。

スバルラインも下りはありませんが、最後の区間の平坦だったり、途中ほぼフラットになる部分はあります。
しかしこちらのスカイラインは平坦がさらに少なく、特に後半区間はひたすら登りの連続パンチでした。

しかし5合目から見える景色は絶景のひとこと。

スバルライン側の5合目よりもこちらのほうが人が少なく、雲海を撮るならこちらのほうが人が入らずよいかもしれないなと思いました。

マイカー規制中でも自転車は通行できる

富士山スカイライン(富士宮口)は、2026年7月10日〜9月10日の期間、マイカー規制が実施されています。
今回のライドは、ちょうど規制が始まった翌日でした。

静岡県公式ホームページによると、規制の対象外となるのは以下の車両です。

緑ナンバーのバス、タクシー、自転車、下山車両、協議会が交付した確認証を携行する車両、身体障がい者等乗車車両

出典:静岡県公式ホームページ「静岡県富士山マイカー規制」

つまり自転車(軽車両)は規制対象外で、規制期間中でも普通に走行できます。
実際に走ってみると、一般車がほとんどおらず、かなり走りやすい状態でした。
マイカー規制中の富士山スカイラインは、ヒルクライム目的で走るには狙い目の期間だと感じました。

実走データ

項目数値
日付2026年7月11日(土)
距離32.1km
獲得標高1,664m
平均勾配5.2%
タイム2:24:11
NP(正規化パワー)186W(FTP比84%
平均心拍164bpm(ライド中の最大185bpm=自己最大心拍196bpmの94%)
平均ケイデンス69rpm

もともとこの日は追い込みすぎず、FTPの80〜90%程度で入る予定でした。
NP基準のFTP比84%は、ほぼ想定どおりのペースだったことになります。

しかし前半と後半で区間別のパワーは、前半と終盤でこれだけ差が出ました。

区間平均パワーFTP比
前半30分間216W98%
後半30分間149W67%

最初の30分だけFTP比98%と、想定よりやや高めの強度に。
そこから最終区間では67%まで、はっきり落ちています。

心拍はライド中の最大でも185bpm(自己最大心拍196bpmの94%)どまり。
「限界まで追い込んで潰れた」タイプの失速ではありませんでした

後半のカロリー切れ|”バテ”とは違う失速の正体

後半、明らかにペースが落ちました。
最初は「もうバテたか」と思いました。

でも走りながら違和感がありました。
心拍は上がっていない。
むしろ低い。
足も攣りそうとか、そういう感じでもない。
ただ、踏む力そのものが出ない

これは追い込みすぎた”バテ”ではなく、エネルギー切れだと途中で気づきました。

原因は朝ごはんの不足

振り返ると、この日の朝食は

  • プロテイン
  • おにぎり1個
  • 羊羹

にジェル1つ。
フジヒル本番(約84分)より走行時間が長いロングヒルクライムなのに、補給量はいつものライドと同じ感覚でした。

後半、ジェルを追加投入してなんとか粘りましたが、正直ハンガーノック(低血糖でエネルギー切れを起こす状態)の一歩手前だったと思います。

距離・時間が長いライドほど、スタート前のカロリー補充が大事
今回いちばんの反省点です。

補給・装備の振り返り

暑熱順化はできていた状態で、気温22〜25℃。
オーバーヒートは避けられましたが、発汗量は多く、水分消費は激しかったです。

ボトル2本(水+スポーツドリンク)でちょうど良いバランスでした。
どちらか1本だけだと、水分か塩分・糖分のどちらかが足りなくなっていたと思います。

補給食は、前章の反省がそのまま次への課題です。
次回はスタート前にもう一段しっかり食べるか、羊羹・ジェルの本数を増やして持っていきます。

パンク対策の重要性|下りで困っているライダーを見て何もできなかった話

下り区間で、パンクして路肩を歩いているローディーを見かけました。
私は替えチューブを持っておらず、結局何もできませんでした。

正直、申し訳ない気持ちになりました。
下りの途中で、路面のひび割れに乗り上げてヒヤッとした場面もあり、他人事ではないと感じたばかりだったからです。

長い下りが続くコースでは、パンクした地点からの復帰にも時間がかかります。

私はチューブレスですが、いつもは軽量でコンパクトなTPUチューブを万が一のために持っています。
しかし今回はサドルバッグごと、自宅に置いたまま出てしまいました。
自分自身のパンクについての対応もそうですが、今回のようなケースだと替えのチューブによって助けることも可能だったと反省。

嵩張るものではありませんし、今回の反省を活かしてどんなときにも持ち歩こうと思います。

TPUチューブはいろんなメーカーから出ていますが、個人的に使っていて一番パンクしにくかったものがパナレーサーのTPUチューブでした。もしどれを使おうか迷っている方がいたら、一度お試しください。

ライド後のケア|御胎内温泉で膝下の重だるさが軽くなった話

今回もゴール地点付近にある温泉に立ち寄り、しっかり温泉に浸かってから帰りました。

入浴後、膝から下の重だるさがだいぶ楽になった感覚がありました。
走って終わりにせず、ケアまでをライド計画に入れておくと、疲労を残しにくいと改めて感じました。

疲労回復の土台は「①水分」「②睡眠の質」と以前の記事でも書きましたが、ライド直後の入浴も、その土台づくりの一部にしていきたいところです。

まとめ・次回への学び

  • 富士山スカイラインは、マイカー規制中でも自転車で走行可能。一般車が少ない期間は走りやすく、本家スバルラインより距離の長いロングヒルクライムが楽しめる
  • 後半の失速は「バテ」ではなく「カロリー不足」だった。長時間のライドほど、スタート前の朝ごはんが結果を左右する
  • ボトル2本(水+スポーツドリンク)は今回の気温・発汗量にちょうど良かった
  • パンク対応できる用意は、自分だけでなく他人も助ける可能性がある
  • 走って終わりにせず、ライド後の入浴(今回は御胎内温泉)までを計画に入れておくと疲労を残しにくい

次回のロングライドでは、まずスタート前のカロリー管理を見直したいと思います。

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